ハーレクインの大富豪 -ヨーロッパの公国の皇族-

ハーレクインを読むようになるまで存在すら知らなかった大富豪がいます。ヨーロッパに点在する、公国の皇族たちです。

ヨーロッパの公国の皇族とは、アルプスの山並みの間や急峻な崖に囲まれた小さなくぼみのような土地などに昔ながら受け継いできた領地に生きる皇族たち。

王の領地が「王国」であるのに対し、公爵(爵位の最上位)の領地が「公国」です。実際に世界にはモナコ公国、リヒテンシュタイン公国、アングラ公国、ルクセンブルク大公国などがあります。彼の国は自分たちの領土と法律と言えるものをもち、公国全体の面積より遥かに広い土地を外国に所有していたりします。

また、ハプスブルグ家伝来の家宝をもっていたり、もっと古く、フランク王国以来のしきたりを守っていたり……、おとぎ話の香りが現代にも色濃く残る土地柄なのです。

ハーレクインでは、何人もの作家が、実在する公国をモデルに架空の国を作りあげ、物語が編み出してきました。設定が緻密なため、シリーズ化されることが多く、○○公国シリーズと名前がつけられるものがほとんどです。

シリーズものの醍醐味はなんと言っても、登場する皇子たちや、皇妃たちの様々な恋愛模様を味わうことができることでしょう。作家によっては、ボディガードや、執事との身分違いの恋なども書いてくれるため、どっぷり世界観にはまることができます。

日本に限らず、世界の王族・皇族は一般人と婚姻関係を結ぶことが増えてきました。元ニュースキャスターが皇太子妃になったり(スペイン・レティシア皇太子妃)、元スポーツインストラクターが未来の女王の婿になったり(スウェーデン・ダニエル王子)。

公国シリーズには、本物のシンデレラストーリーの可能性が、ぎっしりつまっているのです。未来のキャサリン妃はあなたかも?

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