ハーレクインの大富豪 -ヨーロッパの貴族-

日本も、皇室を筆頭に古い家系が今も脈々と存在するように、ヨーロッパにも貴族階級社会は健在です。イギリスのダイアナ元妃が国民から愛されたのは、ウィンザー王家よりも古いスペンサー家の出身だったことも大きかったといいます。

一般に、ヨーロッパ人における文化はローマ>>越えられない壁>現代イタリア、フランス、スペイン……と続いていくような感覚で、イタリアでは、ごく平凡に見える男性が、実は名だたる旧家の出身で有ることは珍しくありません。

それでも、莫大な資産と領地を保有し、働かなくても暮らしていけるような大貴族はもう、ほんの一握り(その、一握りの例外がイタリア人)。ハーレクインに登場する貴族たちも、大富豪と言えるようなお金持ちはさすがに少なく、多くは富豪止まりです。

しかし、どんなに控えめに言っても、高級車を複数所有し、自分の農園でワイナリーを営み、名画・名品を有する私的なギャラリーや、美術館を所有し、数世紀前に建てられた城に住む彼らは私たち庶民から見れば、大金持ち。

なにより、伯爵、公爵を名乗る彼らは、経営者や皇族の男性と比べると、女性の扱いがそれはもう、丁寧です(笑)幼い頃から良い品物を与えられ、教養ある人達と交流してきた育ちの良さがあらわれるのでしょうか。ヒロインも、ノーブルなほほ笑みにあっさり悩殺されます。

同じ貴族といっても、国によって彼らの気質もだいぶ異なります。父子の絆を大切にするギリシア、母子のきずなの強いイタリア、恋愛の国を自負するフランス貴族、古き良き領主時代を標榜する英国紳士、そしてゲルマンの血を意識するドイツ貴族。 ハーレクインでは、各国の貴族たちと恋のさやあてを楽しめます。あなたのお好みはどちらの殿方でしょうか。

ハーレクインを読むなら知っておきたい2つのサイト

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