ハーレクインに登場する男性たち

ハーレクインに登場する男性たちは、とにかくリッチ!財産も、容姿にも、友人にも恵まれています。一番多いのは経営者で、次いで、莫大な財産を世襲で受け継いでいる人物ですが、世界的なアーティストや推理作家、プロサッカー選手なんてこともあります。

彼らは特権的な地位と名誉に見合う豪邸に住み、時に慈善活動に美女を連れて参加しますが、真実の愛だけは、もてあまし気味です。富豪たちはいつも結婚ばかりちらつかせる女に辟易しているし、買い物依存症気味の女へのプレゼントをヒロインの秘書にやらせています。

芸術家たちは女難の相が出ているのか?という程に強欲な女にばかり囲まれているし、ギリシア・イタリアの旧家の男性は母親のせいで散々な目にあっていたりします。

シークたちは、元婚約者にこっぴどく振られているか、そうでなければ元妻をなんらかの不幸で失っています。そして、十中八九、両親は仲が悪い。総じて、彼らは女性を格下に見て、女性と触れ合うことを内心では恐れていています。いくら顔がよくてお金持ちでも、良い恋ができないのも無理ありません。

主人公(ヒロイン)たちはそんな彼の胸の内に入り込んでいく稀有な人なのです。最初は彼女とエッチしたい気持ちで頭がいっぱい、でも、いざ日々をともに過ごすようになると、彼女を失いたくない気持ちが彼らの行動を空回りさせます。

完璧な男性の、弱さが見える瞬間です。この辺りは、コミック版で読むと男性の追い詰められた表情にキュンとします。言うべきことを言えない、直接聞けばいいのにネガティブな方にばかり考えて、その思い込みを事実だと思い込んで彼女を追い詰める。

期待と不安。過去の傷ゆえに頑なになってしまった彼らの心の扉をいかに開け放せばいいのでしょう。信じられないほど、リッチでゴージャスでハンサム。でも、近づいてみたら、彼らはそろってちょっと問題有り。

好きになってしまったら、あなたなら、どうやって彼と歩みよっていくでしょうか?謎とき気分で読み進めるのがまた、楽しいですよ。

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