ハーレクインでは料理が下手でもOK

日本の少女漫画では、料理が下手なヒロインが登場すると男性が大げさに顔をしかめたり、硬直したりしますが、ハーレクインではそんなことはありません。

「私、料理はさっぱりなの。サンドイッチなんて作ろうと努力するだけ無駄よ」なんてセリフがヒロインの口から飛び出てきてもヒーローは肩をすくめるだけ。女性に料理の腕を過度に期待していないことが伝わってきます。

逆に、作中に登場する料理が出来る女性は「ケータリング会社の経営」を自分でしていたり「豪華客船のキッチンで働くコック」だったりと、まさにプロ。“自慢のズボラ飯”を披露したところで、彼女を褒め称える……なんてこともなく、むしろ「デリバリーをたのまない?」「ねえ、外に食べにいこうよ」と言われるのがオチ。

プロか、まったく作れないかで、中間がいないのがハーレクインのヒロインたちなのです。これは、ハーレクインがカナダ・アメリカ・イギリスを中心に版数を重ねてきた出版社だからなのでしょうか。イタリアではマンマが娘にはくどいくらい「男の胃袋を買収しなさい」と教えると言うのに!!

いえいえ、そうではありません。ハーレクインのヒロインに重視されるのは、料理を作ることではなく、きちんと全部をたいらげることなのです。作中で、たびたび男性が胸の中でつぶやきます。

「彼女は料理を残さず食べる。健康的だし、こっちも遠慮せずに済んで気分がいい。スタイルばかりを気にしてデザートを食べない女ばかりなのに!」 リッチな男性がこぞって集う場所には、確かにスタイルのいい美女がたくさん。

でも、ガリガリな女性よりも少しくらいふっくらしている女性のほうが抱き心地も良いのは確かです。それに、ディナーの後のベッドのことを考えているときに、食事をおいしそうに食べない相手の顔つきや目や手つきというのは、不健康な印象を与えて深層心理で男性を不安にさせるもの。こんなところでも、ハーレクインの恋愛の奥儀がさく裂しています。

あなたは、普段、食事をするときどんなことに気をつけていますか?向かいあって座っている男性の視線を意識したことは?ハーレクインのヒロインたちをお手本に、研究を重ねてみましょう。

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